年頭あいさつ

あけましておめでとうございます。

 昨2019年は、財団設立・活動開始に対し、多くの方々の多大なご支援を頂き、誠にありがとうございました。本2020年は、本格的な活動開始となります。どうかよろしくお願いいたします。

 年頭に当たり、昨年を振り返った上で、本年の活動への抱負を披露いたします。

1.昨年の振り返り

1)財団設立まで

 最初の7か月は、7月末までの財団設立に向け、設立発起人と設立寄付を募り、残りの5か月は、8月1日の設立登記を皮切りに、財団活動の基礎作りを行ったということができるでしょう。

まず、正月明けより、個別に或いはセミナーを開いて財団設立の必要性を訴え、4月25日には、それまで設立発起人になって頂いた方々に集まっていただき、(仮称)筑後川コミュニティ財団設立発起人総会を開催しました。総会では、5月7日から7月7日までの2か月間を財団設立キャンペーン期間とする決定を行い、発起人と設立寄付の募集努力を強化しました。

財団法人設立には、最低300万円が必要です。キャンペーン期間終了までに達成できませんでしたので、7月末迄設立発起人及び寄付金の募集を続けました。結果として、7月末には、設立発起人は200名を超え、設立寄付金も370万円を超え、8月1日の本財団設立登記に至りました。最終的に設立発起人は220人に設立寄付金は389万円となりました。市民発起人が100名以上なければコミュニティ財団とは認められません。本財団設立に当たって220名の方々が設立発起人になって頂いたということを誇りに思っています。

財団設立にあたっては、基礎基金に加え、財団評議員、理事、監査等の役員と定款が必要です。2018年9月1日に3人で発足した準備委員会に市民活動を行われている方々、市民活動に理解・関心をお持ちの企業や団体等の方々に加わっていただき、役員就任の依頼・承諾、定款作成を行いました。財団設立登記に当たっては、特定非営利法人ワンストップリーガルネット様の多大なご協力を得たことを感謝とともに明記致します。

2)財団活動の開始

 8月19日の財団設立法務局承認後は、3つのことを行ってまいりました。

 第1に、事業実施方針の決定です。本来ならば、設立登記の前に事業計画をつくっておくのが理想でしたが、日本中でコミュニティ財団(以下「コミュ財」)の必要性が認識され、全国各地で設立の動きが加速していることに鑑み、コミュ財が全くない福岡県で本財団を可及的速やかに設立することを優先させました。

 事業計画は、10月31日に第2回理事会で決定しました。その時点で集められる情報と見通しに基づき作成したので、必ずしも十分とは言えないかもしれません。しかし、『市民が主体的に公益を担う社会を実現するために「人の役に立ちたい」と活動している人たちへ「活動の力になりたい」を届ける』プラットフォームになるという本財団の最上位目標を達成する上での基盤となるものと考えています。

 第2に、コミュ財ができたということを多くの方々に知っていただくための財団設立記念の集いの開催です。当初9月22日に開催予定でしたが台風17号接近の報を受けて、11月24日に延期しました。

本財団の活動地域は、県境をまたぐ筑後川関係地域、具体的には福岡県、佐賀県、大分県、熊本県としていますが、最初ですので、福岡県は、太宰府市及び筑紫野市より南の市町村の、佐賀県は、基山町、鳥栖市、みやき町、上峰町の、大分県は日田市の、首長の方々にご案内致しました。また、マスコミ各社に知らせ、本財団の設立と記念の集いについて西日本新聞に記事が掲載されました。この記事を読まれた方が関心をもたれ集いに参加された方もいらっしゃいました。

記念の集いには120名の方々に参加していただき、バザールK to様の企業寄付誓約(売り上げの1%の寄付)及び本財団のNPO法人「わたしと僕の夢」への支援協定の署名を行いました。また、「コミュ財とは何か」というテーマで、国際的人道支援団体ピースウィンズジャパン・グループ最高責任者の大西健丞氏、「わたしと僕の夢」代表理事の佐藤有里子氏、佐賀未来創造基金理事長兼全国コミュニティ財団協会理事長の山田健一郎氏による対談形式の連続講演会を行いました。「コミュ財とは何か」ということにつき参加者の皆さまのご理解に少しでも役立ったとしたら幸甚です。

第3に、活動体制の整備です。ホームページ(HP)ができました。この新年あいさつもこうして書き込むことができるようになりました。今後、寄付していただいた方々には、寄付された資金がどこにどのように使われたかが、個人IDの取得の上、HP上で参照していただけるようになります。

また、9月5日の第1回理事会で決定し、評議員会で承認された「子ども若者基金」の創設に魂が与えられました。財団設立後約一か月後に亡くなられた篤志家から遺贈をいただきました。その遺言によると、遺贈の資金全額が「子ども若者基金」に寄付されます。今日本には社会的・経済的・文化的な困難に直面する多くの子ども若者がいます。このような方々を助けるのに自分の遺産を使って欲しいという故篤志家のご遺志を最大限に尊重し、支援を実施していきます。

2.本年活動についての抱負

 「子ども若者基金」を創設ししっかりと運営できる体制をつくることと市民活動のプラットフォームとしての能力を財団がもつようにすることが今年の抱負です。

これを実現していくため以下を優先事項として進めてまいります。

 第1に、「子ども若者基金」を創設し、社会的・経済的・文化的に困難を抱える子ども・若者を支援する個人・団体と手を携えて、それぞれの課題解決に向けて貢献して参ります。

 4月以降、休眠預金活用資金分配団体の第2次公募が始まります。本財団は、この公募に応募申請する方針ですが、申請での提案は、子ども若者支援を柱にするとともに様々な子ども若者の困難を包括的に解決するものになるようにしていきたいと考えています。

 第2に、市民活動のプラットフォームとしての機能を拡充して参ります。まずは、市民活動団体・グループとの協力・連携関係を強めてまいります。市民の方々に、これら団体・グループの活動を知らせていく活動も行っていきたいと考えています。

 これらの活動を行っていくためには、資金面も含めて体制整備を行っていく必要があります。現在、完全ボランティアで行っている事務所運営を専任常勤職員が行う体制を築いてまいります。また、事務所もより市中心部に近い場所に移転することを検討して参ります。

 以上、皆さまと引き続き、或いは新たに連携・協力を行っていきたいと存じます。どうかよろしくお願いいたします。

 最後になり恐縮ですが、皆様の本年のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

                   一般財団法人 筑後川コミュニティ財団

                          代表理事 宮原 信孝