「5周年ありがとうの会」をたっぷり振り返ります

「5周年ありがとうの会」をたっぷり振り返ります

おかげさまで、一般財団法人ちくご川コミュニティ財団は2024年8月1日に創立5周年を迎えました。
7月27日、感謝の気持ちを込めて、周年記念イベント「5周年ありがとうの会」を開催しました。財団スタッフ一同、これまでの5年の歩みを振り返り、これからの5年に向けて気持ちを新たにしました。
会場の久留米大学御井キャンパスの御井学生会館は、5年前に設立イベントを開催した「はじまりの場所」でもあります。この日、会場・オンラインあわせて68名にご参加いただきました。

写真や動画とともに、本会を振り返ります。

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https://youtu.be/THghdlTeJEk
弊財団プログラムオフィサー補佐の小林昇生が作成した、オープニングムービーでスタート。上記リンクより動画をご覧いただけます。

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弊財団代表理事/理事長の宮原信孝より、開会のご挨拶を申し上げました。ご挨拶の全文はこちらからご覧いただけます。

司会は弊財団プログラムオフィサー補佐の石川洸です。

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プログラム前半。筑後川関係地域の「子ども若者とその家族支援」「災害支援活動」における課題解決を目指して、私たちが取り組んできた5年の歩みを、4つの事業ごとに振り返ります。
子ども若者基金、子どもの多様な学びの場を保障する基金、災害支援基金、休眠預金等活用事業、それぞれで連携する団体や企業からゲストをお招きして、弊財団理事/事業部長の庄田清人とクロストークしました。

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まずは子ども若者基金で運営する「子ども若者応援助成事業」の助成団体、特定非営利活動法人舞台アート工房・劇列車より代表理事の釜堀茂さんです。助成事業では、フリースクールや子ども食堂を利用する家庭、多国籍児童が通う小学校のクラス向けに人形劇の上演とワークショップを通して、無料の文化体験事業を実施されました。
子ども若者基金は、弊財団へ想いを託してくださった故F・S様の遺贈寄付により2020年に設立。貧困、言語の壁、不登校などさまざまな困難を抱える子ども若者とその家族を支援する団体へ、活動を後押しするための助成事業を運営しています。これまで本助成事業で、26団体へ総額約876万円を助成しました。
筑後川関係地域には、困難を抱える子ども若者とその家族をサポートする団体が数多くあります。しかし、「資金調達がや人材確保が難しい」といった悩みを抱える団体も少なくありません。そこで活用されているのが、地域密着型の助成事業である本助成事業です。1年間の助成期間で、資金提供だけではなく広報や人材育成といった組織基盤強化を目指す伴走支援もします。

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つづいて、子どもの多様な学びの場を保障する基金(愛称:たまきちゃん)の協働パートナー、西日本新聞社より報道センター編集委員、四宮淳平さん。このプロジェクトに加わる西日本新聞社(福岡市)は九州トップの発行部数を誇るブロック紙で、基金の立ち上げや奨学金事業に関する情報を地域に届けるために報道します。四宮さんは不登校など教育分野の取材を長く続けられています。
本基金は、学校に行けない、行かない子ども(不登校の子ども)の多様な学びを守るために、フリースクール等の民間教育機関の利用料補助をする奨学金事業です。2023年度に実施したクラウドファンディングで200名様から総額330万円のご寄付をいただき、今年2月に基金を設立。5月には8名の奨学生が誕生しました。
西日本新聞の紙面では、クラウドファンディング、公募で決まった「たまきちゃん」という愛称やロゴマークデザインについて、継続的に取り上げていただいています。また今年4月から、基金設立の背景や最新情報についての寄稿「みんなのたまきちゃん」を、くらし面で毎月1回掲載いただいています。財団スタッフが心を込めてペンを執っています。

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続いて、災害支援活動で連携する、特定非営利活動法人YNFの吉田容豪さん。YNFは2017年の九州北部豪雨を機に発足し、被災者の生活再建を支援する団体です。弊財団敷地内には、災害時に必要な工具類や支援物資を備蓄するための倉庫があり、YNFに活用いただいています。
災害支援基金は、筑後川関係地域で災害支援活動に取り組む団体を後押しするために設立しました。 発災時は迅速な支援活動に必要な資金や人材を確保するため、平時は地域の防災・減災力を高める取り組みを拡充するために、この基金が活用されます。
20237月に福岡、佐賀、大分各県で発生した記録的大雨災害を受けて、2回の助成事業を実施。7団体に総額約63万円を助成しました。
この日、令和6年能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県で活動を行うYNFへ、寄付金134,459円の目録を贈呈しました。久留米市内の店舗や事業所様にご協力いただいた募金箱での寄付募集しました。

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最後は、一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)よりプログラムオフィサーの阪上英祐さん。東京よりオンライン参加いただきました。
ちくご川コミュニティ財団は休眠預金等活用事業の資金分配団体として、社会課題解決のための事業立案、一緒に事業運営する実行団体の公募と助成、実行団体への組織基盤強化や環境整備の伴走支援を行っています。また、事業の成果や波及効果を可視化するための社会的インパクト評価にも取り組んでいます。
2020年から4事業(3カ年の通常枠事業3種、単年の緊急枠事業1種)を運営する中で、私たちは組織として成長することができました。筑後川関係地域の受益者を取り巻く課題と現状を調査し、助成先の19実行団体と指定活用団体のJANPIAと3者で、同じ目標に向かって事業を進めています。

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会場には、来場者の方にお楽しみいただけるさまざまなブースを設置。私たちをご支援いただいている方々から寄せられた5周年のお祝いメッセージや、飯塚市のフリースクール「みんなのおうち」に通う児童の皆さんからの素敵なヒマワリの工作をご紹介しました。
子どもの多様な学びの場を保障する基金(たまきちゃん)のロゴマークや、基金キックオフイベントに登壇いただいた、朝倉市の中村さん親子をモデルにした、漫画家おがたちえさんの作品も展示。
マンスリーサポーター登録コーナーでは、筑後川関係地域の課題解決に向けて財団の運営と活動を支える仲間の募集をしました。
ドリンクコーナーやキッズスペースもあり、小さなお子様たちの元気な笑い声が響きました。

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プログラムの後半はシークレット企画!これからの5年に向けた、私たちの新しい挑戦の発表です。

リニューアルしたちくご川コミュニティ財団のロゴデザインをお披露目しました。
私たちの活動理念にある言葉「人の役に立ちたい」の「立」という漢字にフォーカスしたデザインです。
京都を拠点に活動するデザイナーの小田起世和(おだきよと)さんにロゴデザインを手掛けていただきました。小田さんに「ちくご川コミュニティ財団らしさ」を丁寧に引き出していただきながら、素敵なデザインが誕生しました。
この日、登壇いただいた小田さんと弊財団理事/企画広報部長の柳田あかねが、デザインに込めた想いを語りました。
デザイン完成までの歩みは、こちらのページからご覧ください。

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ここで、新しいロゴデザインをあしらったTシャツを着て、副理事長の坂井尚史(右)と理事/事務局長の赤司喜一郎が登場。Tシャツは寄付つき商品として1枚3,000円で販売開始しました。筑後川関係地域の社会課題解決に取り組む弊財団と地域の団体を後押しする運営費として活用されます。ご購入はお問い合わせフォームやお電話でご連絡ください

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最後に、弊財団が5月に公表した中期計画に基づくミッション、ビジョンの発表です。

地域でどんなお困りごとがあるのか
それは誰か1人ではなく 地域全体の課題ではないのか
私たちの日常に埋もれがちな社会課題を洗い出し 論理的な道筋を立て 解決に向けた事業を実践する
市民主体で 持続可能な地域を目指すために

筑後川関係地域で「人の役に立ちたい」という想いと活動をつなぐプラットホームとして、これからの5年もその役割を果たしてまいります。


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財団支援者の皆様、久留米大学の先生方や学生さん、団体や企業の方々、行政の方など猛暑の中、たくさんの方々に駆けつけていただきました。会場、オンラインでご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
クロージングでは、新ロゴデザインを用いたうちわを全員で手にして記念撮影しました。

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最後に
本会は日頃からお世話になっている団体様に、運営ボランティアとしてお手伝いをいただきました。
心温まる会となったのは、皆様のおかげです。準備から片付けまでたくさん支えていただき、ありがとうございました。

220人の発起人の皆様、寄付者の方々、一緒に事業に取り組んでくださる団体様、企業様、ありがとうの会ご参加の皆様、弊財団一同、心より御礼申し上げます。
5周年を迎えたちくご川コミュニティ財団を、今後ともよろしくお願いいたします。

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