お知らせ

【開催レポート】基金設立キックオフイベント

1月28日、不登校の子どもの学びをみんなで守る地域社会について考えるイベント「基金設立キックオフイベント」を開催しました。
会場の久留米大学御井キャンパス「つながるめ」とオンラインから、約40名の方に参加いただきました。

前半は基金プロジェクト担当者で、ちくご川コミュニティ財団理事・事業部長の庄田より、12月1日から基金設立に向けて始めたクラウドファンディングやトークイベント、西日本新聞での報道実績、そして基金で運営するフリースクール等利用者への奨学金事業についてお話ししました。
西日本新聞教育面に連載中の漫画「不登校 子のこころ 親知らず」原作者のあおいさん、漫画家のおがたちえさんより、子どもの多様な学びの場を保障するための基金へお寄せいただいた応援メッセージを披露させていただきました。

 

続いて、基金の協働パートナーである西日本新聞社より、社会部編集委員の四宮淳平さんが登壇。取材を通して気づいた不登校の子どもを取り巻く課題と現状についてお話しいただきました。

基金の愛称「たまきちゃん」考案者で中学3年生の井波鈴奈さんへ。感謝の気持ちを込めて弊財団の宮原理事長より賞状を贈呈しました。

イベント後半は、不登校を経験した中村さん親子によるトークセッション「WHO!登校in久留米」です。
通信制高校3年生の中村鷹之輔さんと母親の富美夏さん。学校に行かない日が出始めた小学校高学年からの壮絶な日々を、子ども目線・親目線で語る「WHO!登校」を企画するお二人に、この日に寄せて特別バージョンでご登壇いただきました。
最後は中村さん親子を取材した四宮さんも交えて、会場はさらに熱を帯びました。

この日、ちくご川コミュニティ財団から中村さん親子にサプライズが。
おがたちえさんにご協力いただき、お二人の歩みを漫画で描いていただきました。

会場内には、西日本新聞掲載の漫画「不登校子のこころ親知らず」の全話をパネル展示しました。来場したお子さまたちも、じっくり眺めていました。

参加者の皆様からの想いを「メッセージツリー」に寄せていただきました。オンラインからもチャット欄に書き込んでいただきました。
「”学び方”にも多様性があることを 受け入れていける世の中になったらいいな」
「私は不登校という言葉が好きではありません この言葉が変わる時が来ると願います」
「不登校児と親御さんに幸せになる手段があることを知ってもらいたい たとえそれが世間が考える”普通”ではなくとも」

変えたい、変わりたい、変えなければという熱い想いと、あたたかな眼差しにあふれたキックオフイベントでした。

クラウドファンディング 1月31日23:59まで

基金設立のためのクラウドファンディングの寄付募集終了まで、あとわずかとなりました。
28日午後11時時点で、163名様から2,791,000のご賛同が寄せられています。
学校に行けない・行かない子どもの多様な学びを地域社会で守るために。ご支援、情報拡散のお力添えをよろしくお願いします。
クラウドファンディングの詳細、ご寄付はこちら↓
https://congrant.com/project/chikugogawa/8745