9月14日、福岡県久留米市の久留米大学御井キャンパス つながるめ で「筑後川関係地域を支える遺贈寄付シンポジウム」を開催しました。会場とオンラインから計25名様にご参加いただきました。参加者の皆様に心より御礼申し上げます。当日の西日本新聞筑後版にも記事を掲載いただいたおかげで、新聞を読んで駆けつけてくださった方もいました。
このシンポジウムは、筑後川関係地域の未来へ想いを託してくださった遺贈者の方へ感謝の気持ちを込めて、地域で遺贈寄付がどのように活用されているかをみんなで学ぶために昨年から開催しています。
ちくご川コミュニティ財団に遺贈寄付をいただいた故F・S様の御命日の9月5日、そして9月13日のInternational Legacy Giving Day(国際遺贈寄付の日)に寄せて企画しています。
はじめに、遺贈寄付者の故F・S様へ感謝の気持ちを込めて1分間の黙祷をしました。
前半は、弊財団の遺贈寄付についての取り組みのご紹介です。遺贈寄付窓口担当の柳田あかね理事より、財団としての3つの役割についてお話ししました。
続いて、子ども若者基金で運営する「子ども若者応援助成事業」(2023年度実施)の第3回助成団体による活動報告です。同基金は故F・S様の遺贈寄付をもとに2020年に創設。これまで、3回の助成事業で困難を抱える子ども若者とその家族をサポートする26団体を助成し、支援を届けました。
登壇団体からは、1年間の助成事業を通しての活動実績や、事業の波及効果についてご報告いただきました。
Nっ子ネットワーク佐賀PianPiano(佐賀市) 「NICUを卒業したご家族がつながりあう居場所づくり事業」
みなと子どもの広場(大牟田市)「地域の困難を抱えた親子の居場所、宿題会と長期休みイベント事業」
一般社団法人ぷらっとどっと(久留米市) 「長期休暇期間の子どもと若者のためのインクルーシブな居場所づくり事業」
会場には、助成団体の活動を紹介するブースもありました。
さて、後半は地域で遺贈寄付の現場に立つ専門家の方をお迎えしました。遺贈寄付をしたい、と思った時の具体的な方法や、その準備のお手伝いをしている2名のゲストにご登壇いただきました。
ちくご川コミュニティ財団監事で弁護士の田中健太郎さんには、遺贈寄付の基礎や手続きの方法、事例などについてお話しいただきました。
一般社団法人生活支援センター結(ゆい)代表理事の永田啓造さんには、身元保証支援の現場から見える遺贈寄付の課題と可能性についてお話しいただきました。
私たちは今後も故F・S様の想いを形にするため、子ども若者基金を存続させ、助成事業を通して困難を抱える子ども若者とその家族に支援を届けたいと願っています。
この度の第3回助成事業は、クラウドファンディングに寄せられた156名様のご寄付をもとに運営しました。本シンポジウムの寄付つきチケット(参加費)も、全額基金に充当させていただきました。
この助成事業で1団体が1年間活動するためには最低30万円が必要です。
助成金の使途は、団体スタッフ人件費や子どもたちの遊び道具、食料品などの購入費等があります。
助成団体による活動で、必要な方に必要な支援が届いている一方、財源の確保が課題となっております。
下記、子ども若者基金寄付募集ページよりご支援をお願い申し上げます。
https://congrant.com/project/chikugogawa/6226
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