
6月22日、久留米大学御井キャンパス(福岡県久留米市)で「地域の子育て支援を考える『みにえんたく』第2回」を開催しました。
子ども・子育て支援に関わる団体や行政の方、研究者、子育て中の方など、地域の多様な立場から45名にご参加いただきました。

みにえんたくは、休眠預金活用事業「困難を抱える家庭を取り残さない仕組みづくり」の一環として開催する、連続シリーズの小規模な地域円卓会議です。
2025年11月に開催した「筑後川関係地域の子ども・子育て支援を考える地域円卓会議」を出発点に、支援を必要とする家庭に「どう出会い、どうつながり、どう支えていくか」を、社会みんなで継続的に考えていくために企画しました。
事業計画では、支援のプロセスを アクセス(出会い・つながり)/アセスメント(理解)/アプローチ(支援) の3段階に整理しており、今回の会議では 「アセスメント」 をテーマにしました。
会議は論点提供者の投げかけから始まります。この論点をもとに、センターメンバーが議論を深めていきます。

センターメンバーは次の通りです。
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前半、センターメンバーから「相談から行動までの間の実践事例」が共有されました。
手法は違っても、すべての実践に共通していたのは「相手を理解したい」という姿勢でした。
発言者順ににまとめます。






アセスメントに正解はない
紙に書き出して整理する方法もあれば、家計を見える化する方法もある。まずは居場所づくりから始める実践もあり、対象者や団体によって手法は大きく異なっていた。
「聞く」より先に「安心」がある
情報を集めようとするほど相手は身構える。支援の入り口で必要なのは質問ではなく、安心して話せる関係性や環境づくりである。
アセスメントされたくない人もいる
支援者にとって必要な情報収集が、当事者にとっては負担になることもある。「そもそもアセスメントしない」という視点も共有された。
体と心を緩めることが対話のスタート
お茶を飲む、手を動かす、一緒に過ごす。何かをしながら自然に会話できる環境が、本音を引き出すきっかけになる。
課題は一度に解決できない
複雑な困りごとは、小さな課題に分けながら整理することが重要。本人と支援者が役割を分担し、一歩ずつ進めていく発想が紹介された。
「本人不在」の支援にしない
特に子ども支援の現場では、誰に話すか、何を話すか、どこまで共有するかを本人が選べることが重要。当事者の意思を尊重する視点が確認された。
情報共有は支援者を守るためにも必要
担当者一人が抱え込むのではなく、チームで共有しながら支援することが継続的な支援につながる。属人化を防ぐ仕組みづくりも共通の課題として挙げられた。
顔の見える関係が連携を支える
行政、市民団体、専門職など立場は異なっても、日頃からつながっておくことで必要なときに連携しやすくなる。情報共有の前提には信頼関係がある。
信頼関係がアセスメントの土台
アセスメントは情報収集の技術ではなく、人との関係づくりそのものだった。どのセンターメンバーも共通して、「何を聞くか」より先に、「安心して話せる関係をどう築くか」を重視していた。
本人主体の支援
支援者が課題を見つけて解決するのではなく、本人と一緒に状況を整理し、本人が選び、決めていくことが大切である。特に子ども支援の現場では、「当事者不在」にしない姿勢の重要性が改めて確認された。
相談を受ける側が一人で抱え込まない仕組みを
複雑な困りごとに向き合うためには、担当者個人の経験や力量だけに頼ることはできない。団体内での情報共有や、行政・市民団体を超えた連携など、支援を支える仕組みづくりが求められている。

会場にはキッズスペースを設けています。スタッフも見守ります。乳幼児さんも安心して遊べます。
参加者のお母さんも、リラックスしてセンターメンバーの発言をメモするなどされていました。
第3回みにえんたくは 「アプローチ(支援)」 をテーマに8月開催予定です。
参加申込や詳しい日程、財団HPとSNSおよびLINEオープンチャットにて改めてお知らせします。
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