10/14(土)、福岡市博多区でワークショップを開催しました。当財団が資金分配団体を務める、休眠預金等活用事業の21年度通常枠事業「誰ひとり取り残さない居場所づくり〜学びの場における子ども若者の孤立解消と育成〜」の中間評価をテーマに、情報共有や学び合いの機会となりました。
本事業では、学校に行けない・行かない子ども若者(所謂、不登校の子ども若者)が多様な学びの場を選択できるように活動しています。
福岡県内でフリースクールを運営する3つの実行団体とともに本事業を開始し、早いもので約1年半が経ちました。
ワークショップはワールドカフェ形式で実施し、各団体ごとのテーブルを自由に行き来し、質問や考えを付箋に貼り出しました。
質問やコメントが125個に及ぶなど、活発な意見交換が行われました。
本事業の実施により、校内フリースクールの展開、関係者の事業理解の深化、地域とのつながりの強化、家計支援制度導入に向けた部会の進展など着実な成果が出ていることを確認できました。
一方で、人材確保、財源の成長の難しさなど組織基盤強化に関する課題も明らかとなりました。
一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)の阪上様にもご参加いただき、休眠預金活用制度の近況についての説明などをしていただきました。
また、本事業で評価アドバイザーを務める、中村寛樹先生(久留米大学 教授)も参加され、本事業やワークショップへの総括のコメントをいただきました。
子ども若者がどこにいても、学びたい時に学びたい場所で学べる社会の実現に向けて、実行団体の皆さんと共に本事業を進めて参ります。