資金分配団体に採択されました 実行団体公募へ

資金分配団体に採択されました 実行団体公募へ

不登校の子どもとその家族を支援する新規事業がはじまります

一般財団法人ちくご川コミュニティ財団(福岡県久留米市)と一般社団法人家庭教育研究機構(同県飯塚市)は、2024年度通常枠(第2回)の休眠預金等活用法に基づく資金分配団体に採択されました。詳細は一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)のプレスリリースをご参照ください。

この事業に一緒に取り組む実行団体の公募準備を進めています。
実行団体とは、資金分配団体による資金的支援(助成金の交付)非資金的支援(組織・事業・財源の強化)による伴走をもとに、3ヵ年の事業を共に運営する団体のことです。
公募時期や要項など詳細が決まり次第、改めてお知らせいたします。

本事業は、ちくご川コミュニティ財団と家庭教育研究機構がタッグを組んだ、「コンソーシアム事業」です。
家庭教育研究機構は、福岡県筑豊地区において、フリースクール「みんなのおうち」の運営、不登校の子どもへの家庭訪問、公立中学校での校内フリースクール運営等に取り組んでいます。
ちくご川コミュニティ財団が資金分配団体として、家庭教育研究機構が実行団体として3年間取り組んだ、休眠預金等活用事業(2021年度)の不登校の子ども支援事業の成果や新たに見えた課題をもとに、本事業を展開してまいります。

採択された事業の詳細

【事業名】
ひとりひとりに合った多様な学びを支える地域共生事業
-お互いが伸ばし合う手を結ぶ支援と信頼の構築-

【資金分配団体への助成総額】
約1億8,200万円

【事業概要】
不登校の子どもとその保護者で学校内外で支援を受けていない対象者を中心に、「アウトリーチ」、「地域」、「学びの場(家庭外)」の3つの柱で本事業を運営する。

「アウトリーチ」では、「不登校の子どもが家にいても安心して生活ができ、自分に合った学びを選択できている​」を目標に、家庭訪問による生活支援(生活・健康状態のアセスメント、睡眠教育による生活リズム改善等)と学習支援(個別学習支援、バーチャルスクール、非認知能力向上のカリキュラム実施等)を組み合わせる。
「地域」では、「不登校に対する理解が深まり、地域との具体的な協働が生まれ、子どもや保護者が安心して居場所を選択できるようになっている」を目標に、不登校の子を持つ親の会の実施、不登校を考える地域ちゃぶ台会議による対話の機会創出などを実施。
そして、「学びの場」では「学校内外のフリースクール等の学びの場が充実し、子どもが通いたいと思えるようになっている」を目標に、カリキュラム作成による学びの体系化、利用料の減額もしくは無償化、対象校への校内フリースクールの設置などを行う。

組織基盤強化として、ガバナンス・コンプライアンス認証取得、PCMをもとにしたロジックモデル作成、クラウドファンディング実施などの支援、環境整備としてフリースクール等を助成するための基金設立、不登校を考える地域円卓会議の定期開催、公的補助導入に向けたアドボカシー活動を実施する。

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