開催レポート 遺贈寄付ウィーク2025イベント

開催レポート 遺贈寄付ウィーク2025イベント

はじめの一歩を専門家と学ぶ 遺言書作成ワークショップ

9月18日、久留米市内で「遺贈寄付ウィーク2025」イベントを開催しました。

遺贈寄付とは、個人が亡くなった時に、亡くなった方や相続人が、遺言や契約にもとづき、財産の一部、あるいはすべてを公益法人やNPO法人、学校等などに贈ることです。
9月13日は「国際遺贈寄付の日(International Legacy Giving Day)」。
この日に合わせ、日本では2025年9月10日から19日までの10日間を『遺贈寄付ウィーク』とし、一般社団法人全国レガシーギフト協会と会員団体が遺贈寄付の価値や可能性を考えるキャンペーンを実施します。


ちくご川コミュニティ財団は、毎年この遺贈寄付ウィークに合わせて遺贈寄付者の方へ感謝の気持ちを込めてイベントを企画しています。
今年は、全国レガシーギフト協会と共催で「遺言書作成ワークショップ」を開催。20〜70代の10名にご参加いただきました。遺言書の完成を目指すのではなく、遺言書の作成プロセスを体験することで、自分の想いを整理したり遺言書を身近に感じていただいたりする機会にしよう!という目的で開催しました。

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会に先立ち、ちくご川コミュニティ財団に遺贈寄付を託してくださった故F・S様へ黙祷を捧げます。
私たちは、故F・S様の「社会の子育てをしたい」という想いを形にした「子ども若者基金」を設立。困難を抱える子ども若者とその家族を支援する団体を助成する「子ども若者応援助成事業」を運営しています。

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ワークショップ前半は、全国レガシーギフト協会(東京会場)と全国各会場をオンラインで結び、同協会代表理事の樽本哲弁護士による導入レクチャーです。
「遺贈寄付で自分が実現したい未来は何か」という問いからはじめ、そのための具体的な手順について学びました。

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後半は、オンラインを閉じて各会場で進行。文例を参考に、遺言書を「パーツで組み立てる」ことを考えます。
「何を」「誰に」「どれくらい」「どうする」というパーツに当てはめて、文書を組み立てていきます。

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法務省の「自筆証書遺言保管制度」で定められている様式に準拠した用紙を使って、ペンを持ちます。
一番上には「遺言書」の三文字。
参加者皆さん、とても真剣な表情です。

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会場からの質問には、ちくご川コミュニティ財団監事の田中健太郎弁護士にご対応いただきました。
「こんなケースどうすればいいの?」「書類のこの部分はどう書けばいいの?」というたくさんのご質問に、丁寧にお答えいただきました。

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ワークショップの最後は、ちくご川コミュニティ財団の遺贈寄付の取り組みについて取り上げていただいたケーブルテレビJ:COMの番組「終活手帳」を鑑賞しました。
動画はYouTubeでもご覧いただけます↓
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出演した庄田清人副理事長は「遺贈寄付を地域の課題解決につなげる、遺贈寄付の地産地消を目指しています」と語り、「地元で採れた農産物が地域の人々の心と体を満たすように、縁ある地域や故郷へ遺贈寄付を活用したいと思ってくださる方が増えていくよう、これからも活動を続けて参ります」と締めくくりました。


本会を共催いただいた全国レガシーギフト協会様、素敵な会場をご提供いただいたミュージックボックスガレ様にも心より御礼申し上げます。

私たちの遺贈寄付の取り組み

ちくご川コミュニティ財団は全国レガシーギフト協会の正加盟団体です。福岡県で唯一の「いぞう寄付の窓口」として遺贈寄付を希望するご意思に寄り添い、安心してご相談いただける取り組みを行なっています。

「財産を生まれ育った故郷のため、地域の子どもの未来のために役立てたい」
「故人の想いを寄付という形で地域に遺したい」
など、ご自身の遺産を社会のために役立てたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。少額からのご寄付や冠基金の設立も承っております。
これまでの取り組みなど詳細はこちらのページをご覧ください。

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